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SEOとは?成功させるために知っておきたいポイントを徹底解説

作成者: Yusuke Sano|Oct 15, 2024 3:57:04 AM
「SEO」は、企業がさまざまなマーケティングを行う上で、重要な施策のひとつです。
SEOに取り組んでいる、もしくはこれから取り組もうとしているWeb担当者も多いことでしょう。しかし、もし「そもそもSEOとは何なのか?」「SEOに取り組むことでどのようなベネフィットがあるのか?」と問われたときに、すぐに答えられるでしょうか。
 
EOは、一言で言えば、検索ユーザーに良質なコンテンツや体験を提供することで、Googleをはじめとした検索エンジンからの評価を得るための施策です。
検索ユーザーが求める情報を分かりやすく整理して提供すれば、ユーザーの検索利便性が向上します。その結果、Googleをはじめとした検索エンジンから高く評価されます。
 
SEOと聞くとシステマチックなイメージをもたれるかもしれませんが、その本質は「ユーザーファーストでWebサイトを最適化し、検索ユーザーの体験をより良いものにすること」といえます。
つまり、真のSEOには「おもてなしの精神」が不可欠なのです。
今回はSEOを成功させたい方へ向けて、基礎知識から実践に役立つノウハウまで、SEOに関する知識を徹底解説します。
 
 
1. SEO(検索エンジン最適化)とは?
 
SEO (Search Engine Optimization) とは「検索エンジン最適化」の略語で、特定のキーワードで検索された際にWebページが上位に表示されるよう、検索エンジンに対するWebサイトやWebページの評価を高めることをいいます。
 
SEOが成功すれば、Google、Yahoo!、Bingを通じて自社のブランドや商品、サービスが提供するソリューションを探している人に自社のWebサイトを見つけてもらいやすくなります。
 
GoogleとYahoo!の関係性
 
現在使用されている検索エンジンのうち、主要な2つの検索エンジンが「Google」と「Yahoo!」です。
実はYahoo!はGoogleと同じ検索エンジンを使用しているため、基本的にはGoogleのSEO対策を行うことになります。
 
なお、同じ検索エンジンを使用していますが、GoogleとYahoo!の検索結果ページは異なることがあります。
順位が微妙に変化することがある他、Yahoo!の場合はYahoo!ショッピングやYahoo!知恵袋など、独自のコンテンツがよく表示されるようになっています。
 
ただし、基本的な検索結果はほぼGoogleに近いため、今回の記事では「検索エンジン=Google」と考え、Googleを基準として話を進めていきます。
 
検索エンジンの仕組み
 
検索エンジンを簡単に説明すると「ユーザーがキーワードを入力すると、関連する情報をWeb上から探し出してくるシステム」と言えるでしょうか。 その仕組み(アルゴリズム)は非常に複雑で、Googleの社内でもトップシークレットとなっています。しかも、今のアルゴリズムはAIが入っており、そのアルゴリズムは日々更新されています。
よって、検索エンジンの仕組みを完全に理解するのは不可能なのです。 ただし、検索エンジンの仕組みを解明しようとすることが、そのままSEOにつながるとは限りません。なぜなら、検索エンジンには「検索ユーザーの利便性を最優先にして、Webサイトやページを評価する」という目的があり、アルゴリズムの更新は、その目的を達成するために行われているものだからです。
つまり、SEOで成果をあげるためには、検索エンジンの仕組みの解明に努めるよりも、検索ユーザーの気持ちを理解しようと努めることが大切なのです。
これは、見込み客や顧客の気持ちを理解しようと努めるマーケティングと同じです。
繰り返し言いますが、SEOを進めるうえでは、検索エンジンの仕組みを解明しようとするのではなく、あくまでも検索ユーザーの気持ちを理解することを重視しながら、検索エンジンと向き合いましょう。 この記事では、Webマーケティングの担当者が必ず知っておきたい検索エンジンの仕組みと活用方法、さらにリスティング広告などのSEOと関連のあるややこしい用語についても分かりやすく解説しています。
ちなみに近年では、YouTube・Instagram・PinterestなどのSNSなども、ユーザーが検索する場所になっています。 あらゆる検索からの集客を意識するのであれば、それらのSNS内での検索行動にも触れるべきなのですが、今回の記事では「検索エンジン」にフォーカスを当てて、主にGoogle対策について取り上げていきます。
 
2. なぜSEOが重要なのか?
 
質の高いWebサイトを作っても誰にも見てもらえなければ全く意味がありません。 通常Webサイトの訪問者は、Googleなどの検索エンジンにキーワードを入力して自分の求める情報を探します。
 
その際、大半のユーザーは検索結果の1ページ目に掲載されているWebサイトで自分の課題を解決するため、2ページ目以降が閲覧されることは少ないのが現状です。
そのため、自社のビジネスや商品・サービスに関連があるキーワードでユーザーが検索を行った時に、検索結果の1ページ目に自社のWebサイトが掲載されるかどうかが非常に重要です。
検索結果はランダムに表示されているわけではなく、Googleが「ユーザーにとって価値のあるサイト」、つまりユーザーが求めている情報が掲載されていると判断されたサイトが優先して表示される仕組みになっています。
企業のWebマーケティング担当者は適切なSEO対策を行い、まずはユーザーにWebサイトを見つけてもらえるようにしなければなりません。
 
検索エンジンの今後の展望とは?
GoogleがユーザーファーストのWebサイトを評価するという姿勢は今後も変わらないでしょう。ただ、SEO対策は時代の流れと共に変化していますので、最新の情報を収集していくことは必要です。 2021年の最新SEO対策トレンドについてはこちらの無料eBookで解説していますので、ぜひご覧ください。
Googleは今後もユーザーの欲しい情報を正確に把握することと、有益な情報を見極めてユーザーに情報提供することに力を入れていくと考えられます。また、AIの台頭により音声検索など、テキストベース以外の検索方法も今後ますます進化していくと考えられます。
最近ではユーザーの欲しい情報を正確に把握するために、検索エンジンのランキングアルゴリズムの根本を変えるイノベーションを起こしました。
これを「ハミングアップデート」と言い、Googleに入力された検索キーワードから、検索キーワードに含まれていない背景情報も予測し検索できるようになりました。 たとえば、現在地から東京に行く経路を調べる際に、Googleの音声検索で「東京タワーまでの行き方」と検索するとします。 その際、従来の検索方法では「現在地から」というキーワードが入っていないと、現在地からの経路が検索されませんでした。
しかし現在は「東京タワーまでの行き方」だけで現在地からの経路が表示されます。 これはGoogleのアルゴリズムが、「行き方」を検索する人の多くは「現在地」からの行き方を検索したいのだろうという、検索キーワードに隠れた意図をくむようになったからです。
 
3. 検索順位が決定する仕組み
Googleは、クローラーと呼ばれるシステム(Googlebot)にインターネットをクロールさせ、大量のページをインデックスし、その中から検索キーワードと関連性が高く、かつ評価の高いページを検索結果の上位に表示させます。
 
Googlebotはページをクロールする際、テキストや画像、レイアウト、リンクなど様々な情報を読み取ります。
そのため、まずはGooglebotにクロールさせ、ページの内容を正しく認識してもらわなければなりません
そのために必要な対策は「5.SEOは『内部対策』と『外部対策』に分類される」で説明します。
 
インデックスとは
インデックスとは、GooglebotがそのWebページを登録し、検索結果ページに表示されるようになることを指します。 Googlebotにインデックスさせる近道には「サイトマップ」をGoogleに送信する方法があり、以降は新しいページを公開するたびにGooglebotがクロールのタイミングで探してくれるようになります。
ちなみに、サイトマップとはサイトに含まれるページを一覧化したファイルのことです。 Webページ形式のサイトマップと、XML形式のサイトマップがありますが、ここでは後者のXML形式のサイトマップを指します。
ページ公開後すぐさまインデックスして欲しい場合は、随時サイトマップを送信します。
 
低品質なページや重複ページはインデックスから除外する
Webサイトが古いなどの理由で低品質なページが残っている場合は、サイト全体の評価に影響する可能性があります。 また、内容が重複しているページがある場合も低品質なサイトだと評価される恐れがあります。 そのため、そのようなページがある場合はインデックスから除外してもらうようGoogleに申請します。
インデックスの除外申請は、後にご紹介する無料SEOツール「Google Search Console(Google サーチコンソール)」から可能です。
 
※続きの文章は、以下よりご参照ください